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フジロックは

奇跡です!

コロナウイルスの収束は、まだ先が見えない。誰もが不安なんだろうと思います。大規模なイベントの自粛が続く中、特にライブハウスは完全にいわゆる3密の場所として、音楽イベントは軒並み延期、開催中止に追い込まれています。

ライブに行くことが好きな自分にとっては、とても辛い時期を過ごしています。観に行けない側だけではなく、アーティスト側にとっても死活問題であり、大変な時期なんだろうと思います。

 

そしてもっとも心配しているのが、毎年当たり前のように参加しているフジロックの開催がどうなるのか?今年のフジロックは、例年7月

末の週末開催から、オリンピックの影響で8月21〜8月23日の日程になっています。コロナウイルス騒動の中、政府がまだオリンピックはやりますと言っていた時から、オリンピックが延期や中止になったら正直今年のフジロックの開催は厳しいと思っていました。

 

そんな中3月中旬に、発表された第1弾

 

出演ラインナップは、蓋を開けてみたら、いつも通りの発表でした。かなり待ち望んだストロークス、海外ではヘッドライナーを務めるようになってきたテームインパラを筆頭に、脇を固めるそれ以外も、観たいアーティストが名を連ね、非常に個人的には魅力的なラインナップでした。毎年フジロックに参加している人にとって、この第1弾出演ラインナップは毎年の一大行事なんだろうと思います。メインアーティストの発表、今年のフジロックの方向性がわかる時なので。その後は例年約2週間ごとに追加アーティストを発表していくので、フジロックファン(フジロッカー)は開催時期まですでにフェスははじまっています!

 

ただ嬉しい反面、そこで思ったのは本当に大丈夫?海外アーティストがメインのフェスなだけに、海外の状況を見ている限り、来日できる状態になるのだろうか?最近の報道だと各国の状況はかなり深刻だろう。日本では海外に比べたら、ロックダウンもないし、自粛要請にとどまっており、深刻な状況下ではないとは思いますが。示された新しい生活様式を考えると、野外がメインのフェスではあるが、1日の来場者数は約4万人くらい?会場は例年人、人、人の密なものであることは間違いないし、開放的なあの空間でひとりひとりが社会的距離を取ることは、難しいだろうと思います。開催ができるか?はこれからの状況次第なんだろうけど、あの苗場の空間で全員がマスクをしているのは、想像がつかないです。

 

毎年当たり前のように、参加してきたが、今の状況のなか本当に奇跡の連続が起きていたんだと実感することができます。

レッドマーキー(テント型屋内ステージ)で行なわれる前夜祭、みんなおかえりなさい!で始まるフジロックは僕にとっては、1年がここからはじまった実感を持つ時であり、幾つになっても自分の足で歩けるうちは、参加しようと決めているものなので。正直今年は、関係者、来場者、アーティストの安全面を考えたら、開催は断念せざるえないとは思います。前向きにいうと+1年くらい待たされても、全然へこたれません。むしろ主催者を全力で応援しているし、待たされた分、数倍も楽しめるのでは?ないかとも思っています!

ただ主催者の日高さん(大将)は過去のインタビューでやれないってなると、意地でもやりたくなるみたいなことを言っていたので、全然諦めてないのだと思います。毎年毎年新しいことを考えてるそんな日高さんのスタンスが好きで、フジロックが好きなんですが、開催の調整で奔走してるのだろうと思います。待ちましょう。どんな決断をされてもそれがフジロックだと思います!