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キャップを売る理由

僕自身よく被るから

僕は極度の癖っ毛で、髪をセットするのが面倒だったりするので、よくキャップを被ることが多いです。

もちろん楽な事に加えて、ファション性も大事なわけでコーディネートに合わせられるよう帽子の種類は、ベースボールキャップ、エンジニアキャップ、ハット、ニット帽、ベレー帽など多数所有していますが、一番よく被るのがキャップかなぁと思っています。

 

そこでallsをはじめてからは、ブランドコンセプト上、男女が着用できるアイテムなので、オリジナルのキャップを作りたいと思っていました。スモールブランドでは、既成のボディにオリジナルの刺繍やワッペンなどを付けたりしてオリジナル商品として販売する事が多いのですが、自身の描くブランド像としてそれは違うなという考えのもと、1からボディを作ってもらえる工場探しから帽子作りはスタートしました。無事に工場が決まると、最初に作りたいと思ったのは、普段使いはもちろん、アウトドアシーンなどにも対応できるようなイメージでした。フジロックにも被っていきたいなぁと思ったからです!

 

最初のキャップはSTITCH B.BCAPと名付けたんですが、コットン×ナイロンで撥水加工の生地を選び、高密度なので、多少綺麗め且つ軽い仕上がりを目指し裏地はなし、形は深すぎず、浅すぎず、手持ちのしっくりきているキャップをベースに、シンプルな無地のボディにオリジナルのワッペンを付けようと考えていたのですが、(そもそもワッペンは付けたかったのです。)ファーストサンプルはどうもワッペンが浮いているような気がして、違うと思いました。そこでデザインの考え直しをする事に。allsのデザインはドカンとロゴやプリントなので、主張するようなものは避けています。その人の個性を活かしたいからです。着用した特に、さりげないデザインでの主張を目指しているので、悩んだ挙句、ワッペンは付けるのはやめて、思いついたのが、ボディの色ごとに縫い糸の色を変える事でした。

これならありそうで、中々ないようなものでさりげなく主張しているデザインだと思いました。

ブラックは対照的なホワイト、ネイビーは相性の良いレッド、ベージュはピンク、ピンクはベージュといった具合に。サンプルが上がってから、再度ワッペンを付けるか?迷いましたが、デザインをする上で、大事にしている事はバランス感なので、ステッチの色だけで十分ブランドらしさがあると思ったので、ワッペンはなしに決めました。

 

4色のなか一番のお気に入りはピンク×ベージュです。この素材感でこの配色は可愛さがあるので、男性、女性問わず大変おすすめです。

自分にとってステイホーム中にちょっとだけ近所に買い物に出かけるなんて時、キャップは欠かせません!